感染性廃棄物
- Bed side での注射・点滴終了後の廃棄物処理のことですが、前回頂いた回答では“ビニール袋などに密封して耐貫通性容器まで運搬する”ということでした。
これは針を外さずにそのまま全部、鋭利な感染性廃棄物として処理する場合と思いますが、注射などの終了後、Bed sideに持参した針専用容器に針を直接廃棄(鋭利な感染性廃棄物としての処理はこれでクリア)し、シリンジなどは手袋をはいて感染性のものとして処理すれば問題がないと思うのですが、よろしいでしょうか?
大きな病院ではご回答のようなところが多いので迷いました。考え方を教えてください。
- 注射・点滴終了後は、針やシリンジや輸液ラインや輸液バック等を「直ちに廃棄する」ことにより、鋭利な器材による受傷による血液の曝露を防ぎ、血液に汚染された廃棄物による汚染が環境に拡散することを防止することが可能となります。また、廃棄容器は患者さんが不用意に中の廃棄物に触れてしまったり、容器が転倒して廃棄物が散乱することで発生する針刺しや汚染の拡散を防ぐために設置方法を管理すること、そして廃棄容器の外側を汚染させないように取り扱うことも「安全に管理する」ことにつながります。
なお、非穿通性の感染性廃棄容器には携帯用・床置き用・壁取り付け用など様々な形態があるため、施設の状況に応じた製品を選択することになります。
よってベッドサイドでの注射処置後の手順の一案としては
1. トレーまたは回診車に注射実施用具と携帯用の非穿通性の感染性廃棄容器を準備してベッドサイドへ。
2. 鋭利な器材である抜針した針は針刺しを防止するため、リキャップせず直ちに持参した非穿通性の感染性廃棄物容器に廃棄する。
3. 血液に汚染されたシリンジやルートと輸液バックなどプラスチック類は、液垂れを防ぐためビニール袋に入れ、外した手袋もビニール袋に入れ密封して搬送し、感染性廃棄物容器に廃棄する。
4. ガラス製のものは非穿通性の感染性廃棄物容器に廃棄する。
が考えられますが、分別や廃棄容器については自治体や処理業者によって取り扱いが異なる場合もあり確認が必要な場合もあります。