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感染対策Q&A

結核

Q
結核疑いのある施設利用者のため食事を室内で食べて頂いています。空気感染なので食器からうつることはないとのことですが、飛沫(くしゃみで吐き出されたしぶきや、吐き出された痰)が食器に着いていてもうつることはないのでしょうか?
飛沫がついたままの食器を下膳した際に、菌が一緒に浮遊し吸い込んだりすることもないのでしょうか?
また、飛沫がついたままの食器を洗浄するときも他の食器と一緒に洗っても問題ないのでしょうか?
“結核疑い”が、肺結核や気管支結核など、感染性がある結核(疑いであっても)として回答させていただきます

結核は結核菌がエアロゾル(空気中で数時間浮遊し、感染する力を持っています)として大気中に放出されたものを、他の人が肺まで吸いこみ、肺の免疫細胞に貪食されてはじめてヒトに感染します。空気中を結核菌が漂っている間は吸いこみ感染する機会がありますが、一旦床に落ちたりした結核菌が、また巻き上がって吸いこみ感染させる(塵埃感染)ことは、現在では結核ではほぼないと考えられています。

結核菌を含む飛沫が食器についても、そこからエアロゾルになることは通常ではありませんので、感染させることはないと思われます。

同様に、飛沫が付着した食器の下膳の際に菌が浮遊して感染させることはないと考えられます。
 
食器の洗浄は、他の利用者と同様の取り扱いで問題なく、一緒に洗浄して構いません。消毒も不要です。

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