その他
- ESBL感染症(基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ)の患者さんへの退院指導について、@日常の手洗いはどのようにするのか?Aトイレの消毒について、他の家族がし使用するが消毒はどうしたらよいか?Bおむつを使用しているが、おむつの処理はどうしたらよいか?C衣類の洗濯について、他の家族とは別に洗濯するが、洗濯後の洗濯機の消毒はどうしたらよいか?D孫との対応はいかに?Eディサービスでの入浴はしてもょいか?
- ESBL産生菌には、消毒薬の抵抗性は報告されていない。そのため、器具や環境の消毒には、大腸菌や肺炎なdの一般細菌に効果のある低水準消毒薬を使います。低水準消毒薬とは、ヒビテン・オスバン・ハイアミン・テゴ-51などのことをいう。@日常の手洗いは、流水のもとで石けんでの手洗い、あついは、速乾性のアルコール消毒でよいと思います。Aトイレの消毒については、家族が使用するだけの場合は、アルコール清拭でよいが、拭いた後、乾いたペーパーで拭きあげてほいい。B使用後のおむつについて、排泄物に低水準消毒薬を吹き付けた後、ゴミにだしてください。C衣類の洗濯について、他の家族とは別で洗濯をしてください。洗濯槽の中に0.1%テゴ-液をいれ、30分間浸漬する。または、0.2%テゴ-液で清拭する。D孫との対応について、普段通りの接し方でよいが、十分な手洗いをした後に接してほしい。Eディサービスでの入浴について、施設のほうで、最後にするように計画すると思います。