MRSA・緑膿菌
- 89歳男性、認知症はなく年齢相応の記憶力がある。尿にMRSAが検出された。排泄は自立しており、見守り程度。入所予定。居室のトイレを使用している。共用部のトイレも使用することもある。トイレの清掃について保菌者の場合であっても気にする必要はないのか?夜間はリハビリパンツを着用するがおむつの処理は、非保菌者と同様の対応でよいか?入浴の順番について、最後に入浴させているが、その後、浴槽の洗浄について、非保菌者と同様の対応で良いか?
- @入浴の順番・浴槽の消毒について→10%両性界面活性剤(オスバン等)の原液をスポンジにつけゴシゴシこすり、後、5分館以上放置後、鈴洗いする。入浴の順番については、最後でよい。
A共用部のトイレの消毒は、0.02%次亜塩素酸ナトリウムやアルコール清拭でよい。1回/1日の消毒は必要です。
Bその他として、MRSAの伝搬は、接触感染によるので、職員の消毒に関する認識を深めること。手指消毒として、速乾性手指消毒が有効です。
Cリネン類の消毒には、熱水消毒が有効です。(80℃ 10秒間 或は、70℃ 30秒間)