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感染対策Q&A

器具・器材・リネン類の洗浄・消毒・滅菌

Q
ディサービスで休養に使用しているベッドを1回/年 乾燥消毒しているが、その効果と必要性に疑問を感じている。ベッドマットレスの乾燥消毒について、防水シーツの上にシーツを敷いて、直接肌に触れないようにしているが、このような状態での使用でも1回/年 の乾燥消毒が必要か?ベッドマットレスが汚染した時の消毒方法を知りたい。1回/年 の乾燥消毒について、法的に何か問題が発生しないか?
1回/年 乾燥消毒を行うということを、どのような根拠で決められたのかをまず検証してほしい。保健所の医療監視では、「ベッド・マットレス等の寝具類は、清潔が保たれているかの確認で、消毒方法まで規定がない。マットレスの消毒よりも、どのような時にシーツ交換をするのかを問われる。」ベッドマットレスを丸ごと包み込むことができる防止シーツあるいは、カバーをかけることをお勧めします。防水シーツで防水されていればマットレスの清潔保持ができます。マットレスまで浸透してしまった場合は(吐物・便等)、熱水消毒(80℃ 10分間)・乾燥が必要です。少量の汚染(血液・便・尿など)であれば、汚れを洗い落すか拭き取り0.02%〜0.1%次亜塩素酸ナトリウムで30分間浸漬する。但し、マットレスの中の構造にもよるので、マットレスを購入した業者に確認をとることをお勧めします。

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