• HOME
  • 感染対策Q&A
  • 膀胱留置(バルン)カテーテル挿入患者の入浴について

このページを印刷する

感染対策Q&A

尿路感染対策

Q
 バルンカテーテル挿入中患者の入浴についてベストの方法がありますか
 まず入浴可能な人にバルンカテーテルを留置しておく必要があるかどうか考察することが必要です。シャワー浴のほうが容易に対応できるのではないでしょうか。バルンカテーテル留置中も入浴が必要であるなら、以下の考え方があります。

 1 入浴前に抜去し、入浴後に再挿入することが出来ればベストです。あるいは間歇導尿に切り替えることも検討してみてください。しかし、経験、コスト、手間の面から一概にそうすべきとも断定できない場合もあるでしょう。
 2 その場合、カテーテルを留置したまま入浴するのであればカテーテルと尿道とのすきまからのお湯の逆流はありうるので、ある程度の感染リスクの上昇を覚悟した上で入浴することになります。
 3入浴に際して、回路の接続部を外した場合、外した途端に回路全体の閉鎖性が破綻します。ガイドラインではカテーテルを含めた回路全体の交換が必要になります。したがって接続部は外さずに、回路内の尿をしっかり蓄尿袋に落として回路を空にし、かつバッグは浴槽内の床ではない低い場所(例えばビニール袋に密閉して浴槽外の床)に置くなどの工夫が必要です。
入浴に際しては、上記工夫でバッグが膀胱より高くならないようにしてください。

感染関連リンク

感染対策地域支援相談システム
対象:医療機関・高齢者施設等
院内・施設内感染に関する相談システムのご案内です。
感染管理認定看護師(ICN)による現場での助言・講義も対応できます。
Get ADOBE READER
PDFファイルをご利用になるにはAdobe Readerをダウンロードしてください。