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感染対策Q&A

下痢性疾患・感染性腸炎

Q
便中CD陽性の患者が多いですが、個室隔離はしないでガウン、手洗いで対応しています。 また各勤務で次亜塩素酸ナトリウム溶液を用いて環境整備をしています。他に感染対策としてすべきことはあるでしょうか。
CD陽性患者が多い場合は環境汚染度が高いと判断して、次亜鉛素酸ナトリウムよる環境消毒の対策をとり、また個室隔離や集団隔離が無理なため多床病室にて、手袋・エプロン・ガウンで対応していると思われます。環境の消毒薬の濃度(0.05〜0.1%)は適切か。消毒は“手が良く触れるところ”や“使用後のトイレで患者が触れるところ”を重点的に行っているか。PPEは手や白衣、周囲環境を汚染しないように退室前に脱ぎ、ビニール袋に入れ密閉して廃棄しているか。手洗いは石鹸と流水にきりかえているか。手洗い後に水道蛇口にふれていないか。その他に患者間で共有している物品はないか。汚染されたリネン類はそのままにしていないか等、破綻している部分の有無を点検してみてください。
手指衛生については、CD毒素とノロウイルス、芽胞を形成する細菌やエンベローブを有しないウイルスには、アルコール消毒は無効です。石鹸と流水で手洗いすることが大切です。

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