下痢性疾患・感染性腸炎
- ノロウイルスの糞便への排泄期間は2週間位だとのことだが、隔離解除基準はどうしたらよいか。 ノロウイルスが検出されなくなった時か、症状が落ち着いた時でいいのか教えてください。
- ノロウイルスの診断のための検査は、診療報酬上保険適用とされていないため、医療保険給付対象外となります。臨床的には嘔吐、下痢などの症状が消失した時点で隔離解除を検討します。
隔離解除には施設の事情や患者の状況も関係してくる。例えば、認知症があって排泄の処理が自立していない方と20歳代の自立度が高い成人とでは対応が異なってくる。
ウイルスの糞便への排泄期間は2週間位といわれるが、それが隔離解除基準になるのではなく、排泄の自立度に基づいて決めてよいのではないか。すべてが個室で対処できる空間的な余裕があれば、ウイルスの便への排出期間を全て隔離することが理想ではあるが。