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感染対策Q&A

B型肝炎・C型肝炎

Q
B型肝炎ワクチンのことですがCDCガイドラインによると、医療従事者はB型ワクチンを接種して陽性になっていれば、以降のフォローアップ、抗体検査、ブースターは必要ないとされていますが、日本でも該当しますか。
B型肝炎ワクチンは3回投与して抗体価をある程度獲得できれば、その後のブースターは不要という文献や報告はあります。しかし、多くの施設では抗体価の減少をチェックしているのではないでしょうか。
実際にB型肝炎に感染すると、HBs抗原が出現するのは早くても30日位でHBVDNAの出現はそれより10日位手前になります。獲得された免疫の記憶はありますので、この間に抗体の産生量は増えていきます。従いまして基本的にはある程度の抗体ができていれば再投与の必要はないというのが一般的です。毎年抗体価を測定していれば、過去にさかのぼらなくても直近に交代が陽性でであることを確認できるという利点はありますので、それはコストと効果(抗体陽性確認に手間)の問題であり、毎年チェックしていても間違いではないと思います。

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