このページを印刷する

感染対策Q&A

MRSA・緑膿菌

Q
当院は療養型の病院ですが、一般病院から完全に治癒していない肺炎や心不全をもって転院してこられる患者が多いため、入院時にMRSAの有無をルチーンでチェックしています。入院時に検出されたMRSA保菌者のフォローアップ検査はどのように考えればよいでしょうか。
療養型の病院ということですが、実際的には一般病院と変わらない機能を果たしているのではないでしょうか。こうした状況下では院内感染は起こり得るので、MRSA対策をどこまでどのように行うかと言うことに繋がってきます。つまりMRSAのフォローアップ検査は特別な対策を行うか否かによります。しかし、検査をどの位の間隔で行うのかの答えは明確なものはありません。MASA保菌者の菌消滅までの期間については順天堂病院堀先生のデータによると、4年位と言われています。多くの保菌者を4年間フォローしていくのは容易ではありませんので、現実的にはリスクの高い患者を絞って数ヶ月に1回検査して、菌が消滅したら対策を解除するなど、探っていく必要があると思います。

感染関連リンク

感染対策地域支援相談システム
対象:医療機関・高齢者施設等
院内・施設内感染に関する相談システムのご案内です。
感染管理認定看護師(ICN)による現場での助言・講義も対応できます。
Get ADOBE READER
PDFファイルをご利用になるにはAdobe Readerをダウンロードしてください。