MRSA・緑膿菌
- 介護者はケア時にはエプロンと手袋を使用し、同室者3人に対しても手袋をつけ、
手袋除去後はアルコールで手指消毒をしているが、アルコールでの手指消毒は
徹底されているとはいえない。このレベルでの対応でよいか。
- 喀痰量が多くて飛散している状況があれば個室管理する必要がある。喀痰の
飛散がないようならば4人部屋での管理は可能である。いずれにしても、「手洗
い」の実行が重要である。手袋を着けても手洗いが不十分なのは問題である。
何故なら手袋除去時に手首周囲などがMRSAに汚染する可能性があるからで
ある。集団感染の時には、ことごとく手袋を使用することは有効である。日常的
には、MRSAでは手指のアルコール消毒が重要で、手袋は排泄物を扱う時など
状況に合わせて使用するとよい。