針刺し・血液曝露
- HBV・HCV陽性者に噛みつかれた場合、感染する可能性はどの位ですか。また、どのように対処したらいいですか。
- 噛みつかれて健常な皮膚が傷つくと、HBV・HCVの感染の可能性が発生します。
“針刺し”と同様の状況ですが、咬傷の方が損傷は大きいだけに感染のリスクも高くなります。HBVについては“針刺し”の対応と同じ考え方で、受傷者がHBs抗体を保有していれば基本的には何もする必要はありません。受傷者がHBs抗体を保有していなければHBIG(HBs抗体を含んだ免疫グロブリン)を注射した上で、後日B型肝炎ワクチンを接種します。HCVに関しては現在のところワクチンが存在しないので、定期検査でフォローアップする以外に方法はありません。また、細菌感染に対する配慮(抗生物質投与)も必要です。