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感染対策Q&A

器具・器材・リネン類の洗浄・消毒・滅菌

Q
当施設では、おむつ交換時に保湿ペーパータオルをウォーマーで温めて使用しています。ペーパータオルは10枚パックで、ウォーマー(メーカーはナビス)は70℃になります。 ウォーマーをユニット別に7台設置し、1台で10人位の入所者に対応しています。ケア時にはペーパータオルをパック単位で取り出し、残ったものはウォーマーに戻していますが、1ケア1手洗い(アルコール消毒)を実行して、残ったタオルは手洗い後にウォーマーに入れています。ウォーマーは24時間通電常態で、1回/週アルコール清拭しています。この方法に、感染対策上の問題はないでしょうか。
ナビスのウォーマーは70℃で稼働していることから、清拭車1型もしくは2型と推測いたします。また、保湿ペーパータオルについては、含まれる成分の明記がありませんが、消毒効果のないものをお使いであると仮定して説明いたします。
保湿ペーパータオルを保温する必要があるかをまずご検討ください。保温をすることにより以下のように管理が複雑になりますが、ベッドサイドにおける患者個別管理をすることにより交差感染のリスクは減少いたします。
細菌は60℃から100℃で芽胞を除くほとんどが死滅しますが、一部の細菌は残存し、保温時間の経過とともに増殖することになります。セレウス菌やボツリヌス菌は70℃では死滅しません。大腸菌の発育至的温度は37℃前後で、細菌数は15分から60分で2倍程度になります。
ペーパータオルのパックは共有なのか個人使用なのか明らかではありませんが、10枚入りのパックの使用期間はさほど長くはないと推測いたします。しかし、パック容器外周の清潔度はいかがでしょうか?ウォーマー内部と他のパックに微生物を付着させないためにパック外周も清拭し清潔に管理する必要があります。
使用前・使用後のアルコール使用の手洗いはされているとですが、ノロウイルス等アルコールが無効の微生物もありますので、おむつ介助の前後は流水と石鹸による手洗いをお勧めします。
ウォーマーは保温環境であるため微生物が繁殖しやすく、個々の汚染状況にも様々です。ウォーマーの清拭が1回/1週間では不足していると考えられます。よく触れる環境整備としては毎日の清掃が好ましいと考えます。

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