標準予防策・接触予防策
- ノロウイルスの汚染されている残渣物の処理について、防護具を着脱する時の手順について知りたい。また、キャップ・足袋の着脱方法も知りたい。2枚重ねての着用の有効性について知りたい。
- PPM(個人防護具)を着用する目的は、ノロウイルスの患者もしくは、疑いのある患者が嘔吐した場合、マスクは、ノロウイルスを含んだエアゾルが浮遊していると考えるので、それを吸い込まないようにサージカルマスクを着用する。ガウンは、衣服を汚染させない為にガウンを着用する。手袋は、素手でノロウイルスの汚染している場所を触らないために手袋を着用する。着用する時の手順 @シューズカバー A手洗い Bマスク C袖付きエプロン D手袋 脱ぐときは、着用する方法の逆の方法で @シューズカバー A手袋 B袖付きエプロン Cマスク という方法で行う。
2枚重ねての手袋の使用は、お勧めできません。その理由として、手袋のピンホール(穴あき)などで2枚目の手袋を汚染させてしまうことや、手袋の外し方が間違っていて汚染させてしまうということが起こる可能性があるからです。シューズカバーの2枚重ね履きについて、吐物を目視して踏まないように床などの清拭を行うのでシューズカバーの交換は必要ないと思います。どうしても交換したい場合は、手袋を交換する前にシューズカバーを取り外して、新しい手袋を着用します。2枚目のシューズカバーは履きません。ノロウイルスの場合については、キャップもシューズカバーも必要ないと聞いています。