標準予防策・接触予防策
- 痰から多剤耐性菌(+)という場合、検温時でも個人別防護(PPE)必要ですか?
- MRSAと考えての対応を考えてみます。
その病室に入って何らかの処置をする時は汚染したものに触れることになり、手袋が必要となります。咳や痰が頻回に出るような場合はエプロンも必要になり、飛沫による汚染が考えられる場合はマスクが必要となります。どのような状況に自分がいて、汚染する可能性があるかどうかを考えてPPEを使用することになります。しかし、いろんな場面ごとに対応策を決めると現場はかえって混乱してしまう恐れがあります。職場教育としては、手指衛生が最も重要となります。急性期病院では全てPPE使用していますが高齢者施設等では場面ごとのPPEの使用を検討するより手指衛生の徹底の方が効果的と考えます。