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感染対策Q&A

器具・器材・リネン類の洗浄・消毒・滅菌

Q
 整形外科での創部にハイアミン浴(目的として創部の消毒、創傷治癒の促進、血行促進、温浴による可動域の促進)を実施していますが、使用するベースンの管理方法について教えてください。創部に使用するためセミクリティカル以上の洗浄消毒が必要と思いますが現状ではベースンを温水で洗浄、乾燥後アルコール分を除去するために水道水で流し、温水(水道水)とハイアミンン液を濃度調整したものを作成するという方法を行っています。現状の方法で良いのか、熱水消毒まで必要でしょうか?
 創部に使用するため、スポルディングの法則にのっとって考えれば、セミクリティカルとなります。
現状でよいのか熱水消毒まで必要かという質問でもう一度順を追って考えてみると、
@創部の洗浄に使用するベイスン
  ↓
A損傷皮膚に接触する
  ↓
Bセミクリティカル器材
  ↓
C中水準または高水準消毒(高水準消毒は軟性内視鏡の消毒となるためこの場合は中水準消毒)
↓ 
D中水準消毒薬
 ・次亜鉛素酸ナトリウム
 ・消毒用アルコール

*現状
<使用後>
「×温水で洗い乾燥後○70%アルコール含有クロスで清拭」
 ×:消毒の前の洗浄は洗浄剤を使用を用いて十分に汚れを落とすことが重要。
 ○:アルコールは中水準消毒薬だからOK
<使用前>
・アルコール分を水道水で流す→揮発するため不要なのでは?と思いますが、温水でハイアミン液を作成するので、あえて言及しません。

*熱水消毒まで必要か?
熱水消毒は消毒薬に比べ効果が確実で、残留毒性がない(患者にも医療従事者にも安全)ことはご承知のことと思います。WDによる熱水消毒は高水準消毒とされているので、そこまでUPするかどうか悩んでいるのかもしれませんが、熱に耐えられるものの消毒には熱水消毒を第1選択としてWD使用が可能であれば、こちらへの切り替えを考慮してよいのではないでしょうか。

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