その他
- 1年3ヶ月前に入所された69才の男性です。
入所時に梅毒検査陽性という情報は得ていましたが、検査指示はなく他の入所者と変わらない介護をしてきました。
最近39.0℃の発熱がみられ、高熱が4日間続きました。嘱託医の指示で、ペニシリンGの点滴を3日間行い解熱しました。
発熱時の検査指示で梅毒反応もみておくことになり、その結果はRPR90、TP抗原2795 STS 2+ です。
この方は ねたきりで全介助、排泄はおむつ使用、入浴は浴槽です。
介助後の手洗い励行のほか、体液に対する感染対策、入浴時の注意事項等について教えてください。
- 入院前に梅毒が確認されていて、さらに入院後1年数か月を経過しています。感染後3年以上経過していれば、感染力のある危険な時期(1期、2期)を完全に過ぎていると考えられるかもしれません。その辺りの情報が曖昧ですから、不確実な状況の時こそ危険があるかもしれないので、「標準予防策での対応」をとる必要があるでしょう。つまり梅毒の患者さんあるいは、梅毒感染が疑われる患者さんに接するときには、標準予防策の徹底が望ましいということになります。入浴に関しては、何の制限もなく、これまでどおり普通にしていただいて結構です。