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感染対策Q&A

結核

Q
高齢者が多い中、結核の既往があるか、はっきりしない方も多くいます。
肺炎等で痰を吸引する機会も多い中、私たち看護師はどのような予防策を
とったらいいのでしょうか。
(a)
患者の病態により医療チームで結核を念頭においた検討を行うことが
必要と考えます。結核が疑われる場合は、診断が確定するまでは吸引
などの処置は個室においてN95マスクを着用して実施することが必要で
す。このため医師は、結核発病のリスクの高い患者では早期に適切な
喀痰塗抹検査などにより、結核か否かを診断する必要があります。結核
以外であれば、肺炎患者の吸引時には、通常は標準予防策に加えて飛
沫予防策により対応し、着用するマスクは外科用マスクで良いと思います。

(b)
まず、すべての患者さんの気道吸引の際には、職員がサージカルマス
クをすべきです。結核菌は空気感染もありますが、N95マスクでなくても
かなり有効です。SARSの事例でもサージカルマスクが有効と報告されて
います。ついで、一般医療機関の高齢者の多い病棟では、入院時の胸レ
ントゲンを全員行って、何らかの異常所見があれば結核菌検査(できれ
ば3日間連続検痰)が推奨されています。「結核院内(施設内)感染予防
の手引き、結核予防会発行の本」です。
 さらに入院中の結核の発症・再燃に対処するために、2週間以上咳・痰
の続く患者に対し、結核菌検査をやはり3日間連続などで確実に実施する
こと、レントゲン検査を行うことが重要です。

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対象:医療機関・高齢者施設等
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