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感染対策Q&A

ハウスキーピング

Q
 清潔・感染予防に関する習慣がない入所者が多い救護施設(生活保護受給男性が多い)での日常的環境整備はどのようなことをすればよいのでしょうか。
  例:手洗い習慣がなく、よびかけても聞いてくれない
   トイレを便で汚してもそのままで平気でいる
   咳をするため自室にいるよう指示しても無視して共有スペースに出てくる
  現在していること:
   1日1回は館内清掃
   手すり、ドアノブ等は終業時清拭
   手洗後はペーパータオル使用
   下痢・吐物処理時はマスク・エプロン使用
   手洗い励行の掲示はしているが効果がない
 高齢化が進み、様々な病態の方が増えたため、看護対象者の感染予防行動の徹底は難しくなってきていますが、どのような状況であっても感染対策の中心は標準予防策であり、その実施が重要です。特に手指衛生(手洗い)です。
 認知症の患者さんや手すりを必要とする患者さんが多く、手指消毒薬を壁に設置することが危険な場合もあり、職員が携帯用の手指消毒薬をポケットにいれている施設が多くなりました。
 職員の手洗いの徹底は基本であり、手洗い行動の啓発活動としてはポスター・石鹸・ペーパータオルなどを設置し、環境を整え、更にトレーニングを行います。その後トレーニングが職員の手洗い行動に反映されているかを石鹸や手洗い消毒薬の使用量をモニターして現場にフィードバックし啓発することが効果的です。
 施設内で呼吸器感染症の発症が疑われる利用者さんが発生し、個別隔離が困難で共有スペースを利用する状況では、当該利用者さんだけの隔離を考え、疎外感を持たないように全ての椅子を離し、間隔を空けるようにセッティングしたり食事をするテーブルを決めるなど共有スペースの中での空間的隔離の確保を工夫して観察します。
 環境清掃、嘔吐下痢時のPPE(手袋・マスク・エプロン)の利用と手洗いは素晴しいと思います。アルコールアレルギーの方には使用出来ませんので流水と石鹸での手洗いを行います。
<追加回答>
 特に発症していないが毎日職員が終業時点検清掃行っていることについては、感染予防ということに関わらず、清潔な療養環境の提供という観点で大切だと考えます。実施については感染症の発生状況・汚染状況により回数など貴施設で検討されたらよろしいかと思います。

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